異文化コミュニケーション学会(SIETAR Japan)
Society for Intercultural Training Education and Research
Society for Intercultural Training Education and Research
一尊敬と寛容の心で人々をつなぐー
異文化コミュニケーション学会は、異文化コミュニケーションの可能性を広げ、 促進することを目的としています。
本学会の目的は、文化背景を異にする人々や組織間における円滑なコミュニケーションと協力関係を育むために必要な異文化間教育、トレーニング、研究を推進することです。教育関係、ビジネス関係、国際交流関係等、業種を問わず、国籍・年齢・信仰・性嗜好などを問わず、研究者、実務者、学生、関心をお持ちのすべての方々が 交流し、多彩な意見交換の場、創造性あふれるいきいきとした
文化シナジーの 実践の場を提供することを目指しています。世界の全ての人々が多様性、包括性、公正性、帰属意識(DEIB)を享受できるようSIETAR Japanは互いに学び合い、新たな知見を共に創出し、実行していくことに力を尽くします。
ビジョン
異文化コミュニケーション学会(シータージャパン)は、対人、組織、国際レベルの違いを問わず異文化間のコミュニケーションを
尊重します。私たちは、あらゆる学問領域の人々、それぞれの人生を歩んできたすべての人々が、尊敬、受容、思いやりの心を
持って、互いの違いを認め、関わり、受け入れ合う、安全な学びの空間を作ることに専心努力します。
ミッション
1985 年に設立された異文化コミュニケーション学会は、世界各地域のSIETAR から構成されるグローバル組織の初期からのメンバーです。2002 年、日本学術振興会より正式な学会として認められ、これまで活動を続けてきました。学際的な組織として、異文化交流、
留学、言語教育、異文化マネジメント、グローバル・リーダーシップ、バーチャル・チームワーク、ダイバーシティ・トレーニングなど、異文化コミュニケーションの分野で研究と実践を行っています。会員は、様々な国籍や民族的バックグラウンドを持つプロフェッショナルで、日本国内外の多文化環境で多彩な教育や仕事の経験を積んでいます。
異文化コミュニケーション学会は、人々の生活のあらゆる面における多様性を大切にしています。設立以来、私たちはジェンダーに
公平であることを念頭に活動してきました。また、マイノリティ・コミュニティが直面する切実な問題を見極め、私たちの専門知識や置かれている立場を活用してそれらの問題を公に問い、当事者コミュニティの声を届け、状況の変化を促すことで、多様性に寛容な
日本社会の創造に取り組んでいます。私たちは人権を尊重し、あらゆる差別やハラスメントに反対します。そしてまた、社会的な抑圧が個人に影響を与えるかたちは様々であるため複雑になること、インターセクショナリティの概念を用いて問題を理解することの重要性を認識しています。
絶えず変化する今日の世界では、異文化コミュニケーションへの新しいアプローチの模索が最重要課題です。私たちは、創造性に富み、探究心を失わず、誰に対してもオープンであることを常に心がけ、活気ある組織として発展し続けることを目指しています。
教育と内省による社会に存在する先入観への気づきと、改善への努力を通じて、異文化コミュニケーション学会は、ここにある宣言にもとづいた活動を行います。